わたし達の年代のスターは松田聖子さんと中森明菜さん。
どちらも素晴らしかった。松田聖子さんの【ガラスの林檎】は名曲です。
しかし、わたしは中森明菜さんの大ファンでした。
尖がっているけど時折見せる可愛らしさ。プロ根性の徹底。
美しさと全てが好きでした。
彼女が表舞台から去って、もうどれくらい時が過ぎたのでしょうか。
期待を込めて彼女のホロスコープを読んてみます。
太陽/土星/海王星の水のグランドトラインがあり
若くして全てを手に入れる(莫大な富も含まれる、海王星のため)暗示ですが
それと同時に太陽/月、金星/Ascのオポジションがあり
金星/Ascに対して海王星でTスクエアの成立もあります。
海王星の強さが目立ち、天頂にあるため社会的に海王星の影響を強く受けることも考えられます。
月/木星のクインカンクスで、月山羊座のOOBのため感情の起伏が激しく
悲観的になってしまうと中々、それから抜け出せない波乱が含まれ
この月は明菜さんのプライベートを深く重くしている原因の一つであると感じます。
土星の分割調波は月/海王星/冥王星のグランドトラインで金星を含めるとカイトの成立です。
明菜さんはAscが水瓶座ですのでルーラーは土星になりますので
土星の影響も強く表示されており、月も巻き込まれ、生涯に渡り
逆行することより、土星年齢域になるまでは、波乱の人生になってしまうということも
考えられます。
1981年7月11日に【スター誕生】のオーディションにて合格。
この前年度のPは新月直前でした。このP新月のサビアンは圧巻です。
【環境】に関わる度数なのです。
ハーモ15はASC/火星/海王星のグランドトラインの成立です。
月/天王星のスクエアですので、明菜さんの激変を示しており水星/土星のスクエアは憂鬱さの表れではないかと感じます。
1982年5月1日に【スローモーション】でメジャーデビュー。
水星/金星=ASC(準直接)です。
表現の人であり、素早い決断力の持ち主でもあります。
Dsc=直接ですので、人を通してこの軸は開花します。
2枚目の【少女A】がヒットして一躍人気者に。
1981年のRチャートのP月は7ハウスへ。
また、N海王星が逆行からステーションを同年11月中旬に示されており
運命の歯車が海王星によって反転するということも表示されています。
社交デビューに相応しい活躍です。
元々、アンギュラーハウスに金星があるため、7ハウス強いですね。
ヘッド/MC=P・Ascの表示であるためこの後続く、歌手としての天頂は約束されているようなものです。
何と云っても栄光は1985年~1987年でしょう。
この時、P火星/N木星・Ascと風のグランドトラインの成立です。
明菜さんの火星はNチャートの天体とアスペクトがなく8ハウスにあります。
カリスマと近藤さんとの恋愛が絶好調の時期です。
しかし、1987年にはP火星/N太陽のスクエアの接近です。
さて、明菜さんの運命が大きく変わったのは
1989年12月31日に行われた記者会見でしょう。
あれから35年の歳月が過ぎ去ったわけですが
あの会見は賛否両論が未だに語られているというのは
現役の【熱愛によるトラブル】だったのです。
昔話をするのは、本位ではないですが芸能界というのは魔物が住んでいます。
薬物や殺人まで色々な事件がありました。
どこかのインタビューで明菜さんの当時の気持ちが描かれていましたが
もう35年前の幼い時の恋愛です。
時効の成立ですよね。それでも、わたしは暫く近藤さんが大嫌いでした。
そして、旧ジャニーズに対しての不信感もありました。
その後、わたしが旧ジャニーズのタレントに興味を持ったのは
33年も過ぎてからです。
それぐらいの衝撃でありました。
ハーモ23は太陽/月/水星のグランドトラインの成立です。
金星/火星のトラインで木星/天王星のオポジションで天王星の調停です。
本来、太陽と月のトラインは結婚なども示しますが
この後、明菜さんは休養と復帰を続け
未だに完全復活までは至っていないのです。
そして、2010年10月に体調不良にて無期限の休養となります。
直前の2009年11月にP新月でした。
あくまでも憶測ですが、この頃の報道では人間関係でのトラブルで精神的な苦悩があったご様子で
ネイタル7ハウスでの新月は彼女の7ハウスを刺激して、その刺激で疲労しての決断だったのかもしれません。
とにもかくにも、復活はあるのか?
2025年1月中旬にP月/P太陽の満月を迎えます。元々、満月生まれですし
P月はN土星と正確な合の成立でありN木星を含めたTスクエアの成立でもあります。
この時期、大復活を遂げると言ってもいいかもしれません。
P月/太陽のサビアンは新しい方針が打ち出されスタートを切る度数です。
断言して良いのかもしれませんね。
話しは変わりますが、2014年にリリースされた【愛撫】は
わたしは知らなかった楽曲ですが、最近YouTubeで知り
カラオケでよく歌っています。
歌詞にあるこの部分が好きです。
【愛さないでね愛してないから 優しい嘘がひとひら 戯れだっていくら騙しても眼差しは正直よ】
この部分が大好きで、感情入りまくりです。
僅か29歳でこの歌詞を自分のものにできる表現力は
明菜さんの才能の一つであると今さらながら震えました。
凡人は50歳を過ぎてやっとこの意味を理解したのですから。
やはり【中森明菜】とは、芸術であるです。