第1章──風のサインが告げた、構造の崩壊
水瓶座の新月は、常識や伝統の殻を打ち破る。
属してきたもの、信じてきたもの、忍耐してきたこと──すべてに対して問い直す契機だった。
わたしは長く、家庭と事業とを両立する中で、ある種の「自分を捧げる姿勢」を取ってきた。
だがその在り方が、もう機能していないことに、気づかざるを得なかった。
そのタイミングで、ネイタル太陽(蟹座12度)に対し、トランジットの海王星が135度(セスキコードレート)という、じわじわと追い詰めるような力をかけてきた。
夢と現実の境界線が曖昧になり、「本当にこのままでいいのか?」と何度も問われた半年。
決断は、ひとつずつだった。
だが、そのすべてが「構造の再編成」につながっていた。
第2章──アストロ曼荼羅が示した【魂の設計図】
私が独自に編み出した【アストロ曼荼羅ダイアグラム】。
それは、ホロスコープの構造と人生のフェーズを幾何学的に重ね合わせ、魂の現在地を可視化するもの。
2025年上半期に浮かび上がった曼荼羅は、次の三つの言葉を中心に回っていた。
-
解体
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解放
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再設計
進行月(P月)は6ハウスから7ハウスへと歩を進めていた。
これは、「内なる奉仕」から「対人関係の再編成」への移行を象徴する。
実際に、パートナーシップ・仲間・組織のすべてにおいて、大きな入れ替わりがあった。
そして、もうひとつ。
P太陽は乙女座を進行しながら、【♍5度「メリーゴーラウンド」】というサビアンを描いていた。
遊びのようでいて、実は「ぐるぐる回る社会構造」からの離脱を示唆していた。
第3章──この半年で私が選んだこと
選んだのは、決別。
けれど、それは誰かを否定するものではなかった。
否定したのは、「もう不要になった自分の役割」だった。
母として、妻として、経営者として──多くの顔を演じてきたわたし。
けれどそのいずれもが、「もう終えてよい」と曼荼羅が告げていた。
この半年間には、象徴的な出来事がいくつも起こった。
人間関係の断絶。ビジネスパートナーとの別れ。
そして、何よりも大きかったのが「家庭という概念の再定義」だった。
わたしは、家庭を愛の場と定義し直した。
そこに幻想や恐れ、義務で縛られるものはもう不要だった。
水瓶座の新月が始めたその風は、私に「自由を怖れるな」と教えてくれた。
第4章──水瓶座満月へ:忠誠と防衛の象徴として
2025年8月9日19時55分、月は水瓶座17度で満ちる。
この度数のサビアンシンボルは「ガードをしている番犬」。
これは、一見「守り」の象徴だが、実は忠誠と警戒、そして信念に基づく立ち位置の再確認を意味している。
半年かけて風にさらされ、揺らぎ続けてきた私の中で、ようやくひとつの輪郭が明確になった。
わたしは今、守るべきものを選び直している。
それは家族でも会社でも制度でもない。
わたし自身の感情、価値観、そして魂の尊厳だった。
この満月は、無防備なままに世界に開く満月ではない。
むしろ、必要な境界線を引き直すことで、「これがわたしの場所です」と静かに、けれどはっきりと宣言するタイミングだ。
そして、何よりも重要なのは、
「この半年、何を手放し、何を守ることにしたのか」
それを自分自身に証明する日であるということ。
進行月はまもなく7ハウスに入ろうとしていた。
他者との関係性において、これまでとは違う“守り方”を模索する局面だ。
盲目的な受容でも、感情の過剰反応でもない。
自律的に選び、関わるという、成熟した関係のステージに足を踏み入れようとしていた。
一方で、トランジットの月が形成する【太陽とのオポジション】は、いつも以上に「光と影」を浮き彫りにする。
今まで心の奥で伏せていた本音や、曖昧にしていた態度も、照らされる。
それは逃げ場のない暴露ではなく、「もう隠さなくていい」という赦しなのかもしれない。
私自身、この満月の前夜にひとつの契約を解除した。
それは紙の上のものではなく、心の深層における“約束”だった。
誰かの期待に応え続けなければならないという長年の思い込み。
それをようやく、「もう守らなくていい」と見送ったのだった。
つまりこの水瓶座満月は、忠誠の誓いを他者から自分へと引き戻す月。
愛を拒むのではない。
ただ、愛を「誰に、どのように与えるか」を、自分で決め直すだけだ。
そしてわたしは、選んだ。
この新しい忠誠の対象を──
それは、未来のわたし自身に他ならなかった。
第5章──曼荼羅ダイアグラムとともに在る新しい私
あの時、私はアストロ曼荼羅を描いた。
曼荼羅とは、ただの図形ではない。
魂の移行期を言葉にできないまま視覚化し、内なる宣言を世界に開示する装置だ。
この半年間、わたしは何度もあの図と向き合いながら、問い直していた。
「わたしは今、どの環の上に立っているのか?」
「この選択は、本当にわたしのものなのか?」
「何を終わらせ、何を始めるために今ここに在るのか?」
進行の月は、6ハウスの終わりを歩いていた。
6ハウスは「日常の奉仕」「調整」「自分を整えるための実践領域」。
私はそこで、人に合わせること、我慢すること、傷つきながらも笑っていること……
そのすべてを、丁寧に降ろしていった。
そして、進行月は今、7ハウスの扉を叩こうとしている。
この移動は、「他者との関わり方の更新」を意味する。
「私はこういう人です」と自分を明示しながら、他者と協働する段階へ。
ネイタルの太陽とトランジット海王星は135度(セスキコードレート)を形成していた。
直視したくなかった「理想の裏切り」や「曖昧にしてきた夢」が、この角度で浮かび上がった。
その幻影を断ち切るために、曼荼羅は存在していたのだと思う。
曼荼羅の中心は「現実の核」だ。
そこから放射される色と線は、未来に向かう新しい私の回路でもある。
それは祈りであり、声明であり、そして契約だった。
私はこの半年で、ひとつの自分を終えた。
そして曼荼羅とともに、新しい私を起動させた。
もう、誰かの期待に応える人生ではない。
もう、境界線をあいまいにしたままの愛でもない。
これからは──「守る」ことの意味を知った私が、自分自身に忠誠を誓って生きるだけだ。
第5章──曼荼羅ダイアグラムとともに在る新しい私
曼荼羅の中心は「現実の核」だ。
そこから放射される色と線は、未来に向かう新しい私の回路でもある。
それは祈りであり、声明であり、そして契約だった。
私はこの半年で、ひとつの自分を終えた。
そして曼荼羅とともに、新しい私を起動させた。
もう、誰かの期待に応える人生ではない。
もう、境界線をあいまいにしたままの愛でもない。
これからは──「守る」ことの意味を知った私が、自分自身に忠誠を誓って生きるだけだ。
そしてここで、皆さんにお知らせがあります。
わたしがこの半年、心の道しるべとして描いてきたこの「アストロ曼荼羅ダイアグラム」を、
まもなく皆さんにもお届けできる準備が整いつつあります。
これは単なる占星術の図ではありません。
出生図(ネイタルチャート)と進行太陽(セカンダリーディレクション)の変遷を軸に、
あなた自身の魂の変容、選択、再誕を可視化し、言葉では語れない宣言を形にする魔法の曼荼羅です。
数あるホロスコープの手法を統合し、あなただけの「今ここから始める中心点」を示します。
わたし自身、この曼荼羅なしではこの半年の決断はできませんでした。
あなたにも、必ずその中心がある。
まもなく、この曼荼羅ダイアグラムを通して、
あなたの“決意と再出発の地点”をともに描くお手伝いができる日が来るでしょう。
どうぞ、楽しみにしていてください。