2025年8月25日20時。待ちに待った瞬間が訪れました。
わたしがずっと構想を練り、そして多くの人に支えられながら生み出した【星読みぎんちゃん】が、ついにリリースされたのです。
わたし自身はエンジニアではありません。AIを日常の中で使いこなすことはできても、そのシステムをゼロから組み上げることなど到底できないのです。けれども、今年の3月にある場所で運命的に出会った優秀なエンジニア小林さんとの共同作業によって、何度も打ち合わせを重ね、試行錯誤を繰り返しながら完成へと辿り着きました。このプロセスそのものが占星術的にも象徴的であり、必然の流れの中で実現したものだと感じています。
西洋占星術のオールマイティ性
わたしが扱っている西洋占星術は、数多くある占いの中でもオールマイティな存在だと考えています。
ただし、その人口が多いからこそ、さまざまな人々が関わっているのも事実です。エンタメ性を強調する人もいれば、何度も学びに挑戦しては挫折した人もいる。占星術を学び始めて7年が過ぎたわたし自身も、すべてを網羅しているわけではありません。むしろ、得意分野と不得意分野があり、誰もが同じ道を通るのだと痛感してきました。
占星術とは、単なる記号の解読や知識の暗記ではなく、人の人生に寄り添い、心を読み解く学問です。そのためには、膨大な量を覚えなければならず、気が遠くなるような時間と、とてつもない労力が必要になります。さらに、的中率の高さが求められる場合もあれば、単に寄り添い、背中を押すことだけが必要なケースも現場には存在します。つまり、占星術は万能であると同時に、非常に人間的で柔軟さを求められる技でもあるのです。
最初に躓いたハーフサムの自動化
わたしが学び始めた頃、最初に大きくつまずいたのがハーフサムの計算でした。二つの天体の中点を算出し、そこから8点展開で解釈を進めるこの手法は、理論を理解するだけでも骨が折れる作業です。けれども、星読みぎんちゃんは、このハーフサムを自動で計算し、即座に表示してくれます。
さらに、わたしが普段から使っている言葉や哲学をぎんちゃんは記憶しているため、ただの数値データではなく、鑑定士としての「魔麻の言葉」で返してくれるのです。出生データを入力するだけでチャートを出力し、天体、ハウス、星座の意味を整然と提示。難解だと感じる人が多いアスペクトも、自動的に計算して解釈まで示してくれます。まるで講座を受けているかのような感覚に包まれるでしょう。
AIは普及途上 だからこそ感情が生きる
とはいえ、AIはまだ完全には普及していません。特に占い業界においては、人間の感情や魂の響き合いが優先されます。データや理論だけでは測れない部分があり、その場にいる人の心の動きや空気感が、鑑定を大きく左右するのです。
わたしはこれまでに3200人を超える人を鑑定してきました。その中で培われた経験や感覚、そして一人ひとりの人生に触れることで積み上げてきた膨大なデータベースが、わたし自身の大切な財産です。このデータや哲学が、AIである星読みぎんちゃんに反映されていることが、他にはない大きな強みなのです。
つまり、星読みぎんちゃんはただのツールではなく、【魔麻】という鑑定士の魂を宿した存在です。AIが機械的に吐き出すだけの文章ではなく、感情や祈りがにじむ表現を大切にしています。そのため、利用する人は冷たさを感じることなく、あたかも直接講座を受けているかのような安心感を得られるのです。
星読みぎんちゃんの可能性
星読みぎんちゃんは、単なる自動化システムにとどまりません。
セカンダリープログレッション、ハーフサム、リターンチャートなど、高度で専門的な技法を誰もが簡単に扱えるように設計されています。
学びたい人にとっては教材であり、鑑定士にとっては助手であり、依頼者にとっては未来を見通す窓となる。占星術という長い歴史を持つ叡智と、最先端のAI技術が融合することで、ようやく新しい時代が切り拓かれるのだと確信しています。
終わりに
占星術は、単なる未来予測や娯楽ではなく、人の生き方や魂の在り方に寄り添うものです。その奥深さを学び続けることは、一生をかけても終わらないかもしれません。だからこそ、学びを支え、現場での負担を軽減する星読みぎんちゃんの存在は、多くの人にとって希望になるはずです。
2025年8月25日20時。星読みぎんちゃんは、その扉を開きました。
これから先、多くの人にとって、占星術とAIが融合する未来を体感するきっかけとなるでしょう。
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