オープンチャット「タラッサ魔麻〜星を味方にする!〜」
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2026年5月31日。東京ドームで嵐がその活動にひとつの終止符を打つとき、多くのファンが最も深くその不在を噛み締め、同時にその決断を尊重するのは、リーダー・大野智さんという存在かもしれません。
大野智さんのホロスコープを読むと、彼がなぜ嵐という巨大な成功の中心にいながら、そこに留まり続けることができなかったのか。その理由が非常に静かに、しかし一貫した旋律のように語られています。
1. 射手座11ハウスの太陽:自由を愛する「象徴」のジレンマ
大野さんの核となる太陽は射手座にあり、11ハウスに位置しています 。さらにこの太陽は、拡大と発展の星・木星とセクスタイル(60度)を形成しています 。
射手座の太陽は、本来、精神的な広がりや未知の領域への探求、そして何よりも「自由」を求める星です 。それが11ハウスという「集団」や「理想」を司る場所に配置されることで、彼は個人として前に出るよりも、グループ全体の理想を体現する「象徴」としての役割を自然と担うことになりました 。
しかし、ここに彼の苦悩の源泉があります。自由を愛する射手座の性質を持ちながら、その意志は常に「嵐という集団」の維持や理想のために使われ、個人の自由は集団の論理の中で制限され続けてきたのです。
2. 蟹座7ハウスの月:穏やかさの裏に秘めた「冥王星」の重圧
内面や感情を司る月は、蟹座の7ハウスに位置しています 。この配置は、彼に真面目で親しみやすく、大衆に愛される安心感を与えています 。しかし、この月は破壊と再生の星・冥王星とスクエア(90度)を形成しています 。
・感情の抱え込み: 7ハウス(対人関係)にある月が冥王星に刺激されることで、他者との関わりの中で生じる感情を限界まで内側に溜め込む傾向があります 。
・表裏の落差: 外側に見せる穏やかな表情と、内側で渦巻く重圧。その凄まじい落差は、彼という人間にとって長年、相当な負荷となっていたはずです 。
3. 蠍座10ハウスの金星と水星:妥協なき芸術性と「価値のズレ」
彼の表現力や社会的評価を司る金星と水星は、蠍座の10ハウスに位置しています 。
・徹底的な掘り下げ: 蠍座の性質は、物事を表面でなぞることを嫌います 。歌、ダンス、アートにおいて彼が見せる独特の重厚さと完成度は、内側から徹底的に掘り下げるこの配置によるものです 。
・社会的認知の引き寄せ: 社会的頂点(MC)は天秤座にあり、そのルーラーである金星が天頂付近に位置しています 。この配置は、本人の意志とは無関係に、国民的な人気と圧倒的な好感度を引き寄せます 。
ただし、この金星はデトリメント(品位の低い状態)にあります 。 人から愛され、評価されればされるほど、本人が心から感じる幸福感とは噛み合わなくなっていく。この「与えられる価値」と「自身の喜び」の乖離こそが、トップアイドルとして頂点に立ちながらも、彼を孤独へと向かわせた根本的な理由と言えるでしょう。
4. 12ハウスの火星:見えない努力と突然の限界
行動力を司る火星は山羊座の12ハウスにあり、アウトオブバウンズ(OOB)の状態です。山羊座の火星は本来、非常に粘り強く限界までやり抜く力を持ちますが、12ハウス(隠れた場所)にあるため、その努力は他者からは見えません 。
本人ですら自覚しにくい無意識の領域でエネルギーを使い果たしてしまうため、ある日突然、糸が切れたように「すべてに疲れ果てた」状態として現れてしまうのです。
5. 宿命的な転換点:活動休止の申し出と進行図の合致
彼が嵐の活動休止を申し出たとされる時期の進行図(プログレッション)は、あまりにも象徴的です。
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心身の境界の溶解: P月とP海王星が正確に重なり、自己の境界線が溶け、極度の疲労と空虚感に包まれていました。
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役割からの離脱: P木星とP土星が8ハウス(継承と終わり)で重なり、人生の深い部分で「嵐という社会的な役割」から離れ、精神的な再生を求める時期に差し掛かっていました 。
2020年末の活動停止日には、P月が魚座の1ハウスでP・MCとスクエアを形成していました。これは「自分自身を公の場から消し、個に立ち返る」という、彼にとって最も誠実な決断を星が裏付けていたことを示しています。
6. フィナーレ:静かなる場所への帰還
大野智さんは、類稀なる才能に恵まれ、世界中から求められる星を持ちながら、その才能を「社会的成功の道具」として使い続けることに魂が耐えられなかった人です。
輝くスポットライトの中心に立ち続けることよりも、誰からも何も求められない、ただの自分に戻れる静かな場所へ戻ること。その選択は、決して責任放棄や逃避ではありません。自分の魂の叫びに耳を傾け、自分自身に対して誠実であろうとした、最も勇敢な生き方の現れなのです。
2026年5月。彼は「嵐」という長い物語をやり遂げ、ようやく本来の自由な空へと飛び立ちます。その先にあるのは、成功という名の喧騒ではなく、彼がずっと求めていた、静謐で豊かな「自分自身の時間」なのです。



