サイン=ハウスではない

どもーパリポーおばさん占い師です魔麻です。

よく、耳にするのは・・・
ハウス=サインの読み方ですが、これね・・・初心者はこのまま覚えたら矛盾に行き着いてしまうな・・・という話です。


そもそも、サインは宇宙であり、ハウスは地上です。

おひつじ座の太陽は高揚しており、太陽が王様です。いきった王様で全ての主導権があります。ですが、6ハウスにあるとどうでしょうか。
おとめ座みたいな王様?何じゃそれです。

おひつじ座の太陽の品位を考えると、太陽に全て委ねるわけですが、委ねる事柄は【労働】、つまりは、奉仕的な精神が大切になるのです。アセンダントがしし座なら、どうしたって、主星が6室にあるから義務と奉仕の生き方をアップデートしていくことになるんですよね。しし座のアセンダントで堂々とした振る舞いのように一瞬見えますが、実は、【生き甲斐】が大切になるのです。

サインとハウスを混合すると矛盾だらけです。
要するに、サイン=ハウスの解釈は、単純化したに過ぎないから。

単純化したからと言ってハウスが大事だということではありません。どちらも大事です。

7ハウスの太陽なら【てんびん座ぽい】は正確に言うと間違いでしょう。誰かがいないとダメということでもなく、この人の生き方には、他者を通して成長する自己像が現実的な事柄になるのです。

例えば、旦那氏は1ハウスの太陽です。東半球に惑星が多く在室していますが、意外に自我が強いというより、自我を育てていくことが大切のいうことなんです。
やぎ座ですから、自分の根元は【責任感】や【積み重ね】を意識しています。他力本願の部分も強いです。流されることもわたしより多いかもしれない。
おひつじ座ぽい?そりゃ月がおひつじ座ですから、要素はありますよ。でも、おひつじ座のような生き方ではないのですよね。

サインとハウスを混合しても良いことはあまりありません。
分けて鑑定すべきであり、似ているけど別ものと捉えることが妥当です。

ハウスが物事を左右するのです。

サインは、宇宙からのエネルギーの【質】であり、実際にどんな場面でその影響を受けるのかということはハウスなんです。

鑑定で最も大事なことは、わたし達が生きている【地上】でどのようなことが起こり得るのか?なのです。

サインを12分割するのですが、その時間帯の空間を地球上から分けているので、【歪み】が生じるわけです。その【歪み】を最小限にすのが【ハウスシステム】なのです。

7ハウスに太陽があるから、【パートナシップ】が課題と考えるのは早計。
わたしが鑑定するなら、【他者によって成長】と読みます。たくさんの方々との交流は時に争いもあるでしょう。争いは心が疲労します。ですが、その事柄は、他者との交流が生まれたからこそ。
そこから、様々な【選択】をしていくのです。
それは、簡単にはいきません。それでも、【目標】に向かい人生を創造していくことが太陽の示すものです。

また、5度前ルールのことも同じことが言えますが、厳密に言うと、サインは次のサインの影響は受けません。

例えばわたしの場合ですと、かに座13度に太陽があります。ICはかに座16度になるので、ICとコンジャンクションが成立の上、4ハウスのカスプがかに座ですので5度前ルールを適用しても良いということになります。これが、もし、太陽がかに座の28度でIC、つまり4ハウスのカスプがしし座1度ですと、5度前ルールはあり得ないわけです。
わたしが5度前ルールを適用しない理由はこの意味です。
ハウスカスプはとても大切ですからね。
かに座は月の主星ですから、その月は8ハウスにあり、この月は土星とオポジションという悲惨なアスペクトが成立していますが、この土星は水星とセクスタイルで水星は良い座相ですので、ICの状態を良くするには、水星を鍛えるのが望ましいとなるわけです。

現に、不安定な【結婚生活】は、わたしがこの仕事をしてどうにか平和な状態になっております(笑)

これで、サインとハウスは別ものであるという解釈は少し理解いただけたでしょうか。
わたしも最初サイン読みから勉強を始めたのでハウスの理解が遅くなり苦労しました。

これから、勉強を始める方は、1ハウスはおひつじ座ぽい・・・7ハウスはてんびん座ぽい・・・は絶対にやめた方が良いです。最初が肝心ですので。

わたし達は、地上で生きています。何でもかんでも宇宙の采配のせいにしてはいけない。
現実は、良いことばかりではないです。苦しみの方が多いです。

それでも、一瞬の喜びを感じ、味わった気持ちを大切にしながら踏ん張って生きているのです。

西洋占星術はとても便利で優秀なツールです。うまく活用してくださいね。

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