狂っているのか。

占い師魔麻です。
先週は、遊び過ぎて昨日はダウンでした。一日、パジャマで過ごしまして(笑)
今日は、たくさん寝たので朝から身体が動きます(笑)

先週の旅行はとても楽しく、色々な気付きを与えてくれました。

日曜は、若い方たちの熱さに感動して・・・
歳いくと、感動することにイチイチ理由を見つけたり・・・わたしはそうしてしまいます。
どんなことでも、どんな関係性でも【一瞬】を大切にするって感動なんですよね。獅子座金星シーズンは、わたしに【創る喜び】を改めて感じさせてくれました。

さて、最近京都アニメーション事件がネットニュースで上がってきます。
凄惨な事件で、京都というキーワードやお若い方が亡くなっていることなどで敢えてみないようにしていたんです。
でも、それじゃあいけないって色々な方のご意見などを拝見して思いました。

色々な方が【被告人】である青野真司氏の星読みをしています。
星読みから彼がどんな境遇で育ち、どんな環境で人格を形成していったのか、なぜこのような事件が起きたのか・・・できるだけ自分のフィルターを通さずに見ていきたいので暫し、お付き合いください。

ホロスコープは、良い、悪いは存在しません。
ですが、何でもバランスが大事です。
トライン、セクスタイル、オポジション、コンジャンクション、スクエアは、適度にあると力の入れ具合がスムーズであります。勿論、-アスペクトと言われている惑星も支援がない代わりに自由を味わえるわけです。
ですので、何事も適度に。

わたしが、一番感じたのは太陽/土星=90度の成立です。

この90度は誤差がなく、とても特徴的なアスペクトであると感じます。
太陽/土星=90度の問題ではなく、成立している度数の問題です。この成立は、彼が生きていく上で【困難に遭遇しやすい】ということが示唆されています。
努力しようとしても、土星の示す【制圧】を感じやすくなるかもしれません。また火星/天王星=90度も解放できない【情熱】つまりは、健全な【生・性】の形成に様々な苦難を与えていたかもしれません。
また、火星/冥王星=60度の成立です。彼があのような【凶悪犯罪】を侵さねばならなかったのは、火星/冥王星のアスペクトも一つの大きな要因となっています。
一般的には、60度=セクスタイルは良い表示であります。ですので、このアスペクトがきっかけとなるわけではなく、様々な問題が絡み合い、動き出し、彼の中の矛盾を消していったというのが考えられます。
ソフト、ハードの問題ではなく、度数の問題であるわけです。

月は乙女座の様子です。
この月は、4ハウスにあるのなら、根無し草のような環境など神経や精神的な部分に相当な影響を与えると思います。
生き辛さというものでしょうか。

土星が、生き方に影響を与える事柄は大きいです。特に、壮年期までは。
若年期には、そのままコンプレックスとして現れますし、出来ないこと、苦手なこととしてはっきりと認識します。
青野真司氏の土星は、そういった意味でも強烈な配置であります。
生い立ちについては、ネット上での情報がありますが、誰が見ても壮絶であるのは間違いないです。

情報によると、父親、兄と妹が自殺ということです。母親は、別の家庭があるようですが、幸せなんでしょうかね。いや。幸せであるわけではないと思います。
どんな母親でも最低な母親でも(あかん。自分のフィルターかも笑)

正直、最初にこの事件を聞いた時に医師が加害者である青葉真司を救命したことに【何故】と思いました。
以前のわたしは、【他人を殺めた者は自分の命で償うべき】という考えだったんですね。

歳と共に、【死刑賛成】から【死刑反対】に転ずる気持ちがわかります。若い頃は絶対に持てなかった感情です。

遺族の気持ちを考えたら、遺族の気持ちに入り込んでいるということです。今も、その考えは間違っているとは思いませんが、果たしてそれが正解なのでしょうか。

実際に命を助けた医師はどんな気持ちで向き合ったのか。

ここからwikiより抜粋
鳥取大病院救命救急センターの上田敬博(たかひろ)教授(49)が産経新聞の取材に応じ、治療の経緯や被告への思いを語った。
「相手が誰であれ、助けるのが仕事。葛藤はなかった。むしろ、被害者やその家族を落胆させないためにも『死なせたらあかん』という気負いの方が強かった」。

これを拝見して、わたしの考えは、エゴだと思いました。先ず、命に優劣はないわけです。どんな命とも向き合うのが【医者】であり、遺族は、もし、このまま青葉真司氏が亡くなったいたら、どこにその感情を持っていけば良いのでしょう。
今は、憎しみが多いのかもしれません。当然です。かけがえのない大切な命を奪ったやつは許さない。それでいいんです。
ですが、何故そうなったのか、どうしてこんな事が起こったのか?ということを知る権利もあるのですね。

真実とは時にむごいものです。向き合うことが難しいこともあります。そんなときはただ憎めばよいと思います。

わたしには、犯罪で巻き込まれた身内もいません。なのでご遺族の気持ちもわかりません。
ただ、無責任に被告の事を咎めることしかできない。遺族が悲しんでいても、背中を押すこともさすることさえもできないのです。

【無責任】です。

青葉真司氏が、身内を亡くして絶望したことさえも、他人事なんです。

他人は無責任ですから。

それよりも、大切なこと。

もし、青葉真司氏のような境遇の子どもがいたら、手を差し伸べる。中途半端かもしれません。何の役にも立てないのが現実でしょう。
それでも、その一瞬の人の温かさに触れることがこれからの人生に一筋の光りとなって現れるかもしれません。

救命した医師、弁護士の方々が、彼を尊重して犯した罪に向き合える環境を与えて欲しいと切に願います。

子どもを育てるって本当に難しい。わたしたち大人の無責任な行動が後にどれだけの社会的影響を与えてしまうのか。そう考えたら、いつも子どものSOSに敏感になっていなければいけない。

そして、誰かが誰かを殺めることが少しでも無くなることを切に願います。

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