自分探しなぞ永遠に終わらない。

同じ技法を使用している占術でも
考え方が違うと、表現方法も異なります。

当たることが一番重要なことは何故かという話ですが
お客様がいらして
お金を払ってくださるわけですから
根拠を示すことが一番の誠意だと常々思っています。

当たることを一番に考えているのではなく
星の示すものを正確に伝えて
信頼をいただくことが一番大切だと思っているからです。

そして、言いっぱなしにしないこと。
これも大切です。
例えそれがお金を頂かない関係性でもです。

占うということはその方の深部に侵入するわけです。
星を見れば、大体のことは予想できるのです。

どんな資質なのか、どんな才能があるのか?
どんな過去があり、どんな現在なのか、そし、未来の選択を提示する。

よく、自分がわからないという方、いらっしゃいますよね。
じゃあ、貴方(わたしです)はわかっているの?と聞かれれば
わかっている部分もあるし(自覚とも言います)
わからない部分も当然あるわけです。

その部分を事実として、星の示すものから探っていき
自分ってこんな資質だったんだと、今さらながら気がつくことも往々にして
起こり得ます。それで良いのです。

そんな中、自分のことを知るということだけにフォーカスしても
未来へ進めません。傷のなめ合いをお金を頂いてできるなんて神経はわたしにはないのです。

だからこそ、当たるという占い師としての絶対的なものを提示することが
わたしなりの誠意であります。

若い方は、それでいいでしょう。
自分もわからないのが現実です。
でも中年になって自分探しなんて、他責思考も甚だしい。必要ありません。

ある程度の年齢になれば、大きな幸運なぞ必要がなくなってきます。
できるだけ、ストレスを感じない環境や自分の思考、諦めというのでしょうか。
夢より、毎日夜になると身体を休めて、朝日と共に目覚めるという自然のリズムに乗っ取って
小さな幸せを感じるようになりたいと、心底思っています。

健康、お金と仕事と愛する人が誰か1人でも蕎麦にいれば
わたしの人生は充分幸せなのです。

望むことも必要です。
ですが、そんな能力があるのならとっくにできています。

正直に、誠実に懸命に生きること、そこに笑顔があれば実は充分幸せなのです。

そして、自分なんて生涯理解できない、理解できた時は死である。

だからこそ、なるべく後悔をせず懸命に生きることが一番必要であるということが実感です。

【自分探し】という商売にひっかかることなく、自分で自分の人生は決めることが肝要です。

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