【2025年・夏至図から読み解く】日本の秋分までの運気と国の方向性

2025年6月21日、太陽が蟹座0度に入り、夏至を迎えます。今年の夏至チャートから、秋分(9月23日)までの日本の国運を占星術的に読み解いてみましょう。特に今回は、日本国憲法公布図(通称:日本資源図)とのシナストリー(相性)を通して、国の内的・外的エネルギーの交差点を探ります。

◆ 夏至チャートの構造と注目点

  • ASC:乙女座29度52分 → 管理的・実務主義の現実対応。緊張の終盤感。
  • 太陽:蟹座0度00分・第1ハウス → 国家と国民の感情的融合トップと民意が一致するか、または過剰に依存・感情化する可能性。
  • 月:牡牛座0度29分・第8ハウス → 国民感情は経済・相続・蓄財・資源問題に直結。
  • MC:双子座29度52分 → メディア・情報・国際交流・知性重視の国家イメージ。
  • ☿(ルーラー):蟹座21度51分(10H)→ 家族的・内向き情報発信の政府姿勢。

さらに特筆すべきは、太陽とMCがサインオブサインで実質的なコンジャンクションを形成している点です。太陽は蟹座0度00分、MCは双子座29度52分と、わずか数分差でサインをまたいで接しており、これは「国家の意志(太陽)」がそのまま「社会の顔(MC)」として表出されやすい状況を意味します。世論と政府が一体化しやすく、人気主義・感情的支配・メディア戦略が強調される可能性もあるでしょう。

土星は牡羊座1度31分(7H)でディセンダントに近く、他国との関係性において制限や責任が重くのしかかる配置。海王星(♈2度台)との合で、外交の混迷・信頼感の希薄化が浮き彫りに。

◆ 日本資源図とのシナストリー

日本資源図の太陽♏10.11度と夏至月♉0.29度は、ゆるやかにオポジション(180度)へ向かう流れ。これは、

  • 国民感情(夏至月)と国家理念(資源図太陽)との「対立・分断」を暗示。
  • 射手座の☿・♀(資源図)に対して、夏至図の♃蟹座2.33度が150度クインカンクスを形成。理想主義(射手座)と身内主義(蟹座)の衝突。

また、夏至図の冥王星♒3.20度は資源図の♇♌13.20度とオポジション域へ。これから国家権力や支配構造の見直し・再構成が始まり、旧体制の限界と刷新の兆しが伺えます。

◆ ハーフサム解析

【☉/☽(ライツ)のハーフサム】

  • 資源図:☉♏10度11分/☽♒19度55分 → ハーフサム=♑0度3分 → 社会制度や国家の骨格づくりの転換点を示す位置。

【ASC/MCのハーフサム】

  • ASC♑5度22分/MC♎25度47分 → ハーフサム=♏15度34分 → 社会の再編成や既存構造の深い改革と持続性の追求を意味する位置。

これら2つのミッドポイントは、「日本という国家が精神性と構造性の両面から生まれ変わる準備段階にある」ことを象徴しています。

◆ 参議院選挙への示唆と政治的風向き(時期未定として仮定)

夏至チャートの第10ハウス(政権・政府)に入る☿=蟹座21度台。これは「庶民感情への同調」「大衆迎合的なメッセージ」によって、支持を集める流れを示唆。

しかし、8ハウスの月(牡牛座0.29度)は、経済への不安・家計の引き締め意識を反映。物価・相続・社会保険など「蓄積に関わる領域」への政策が争点化しそう。

土星が7H=野党や外交を示す場所にあるため、野党が現実路線に寄せた場合の浮上や海外絡みの争点(安保・条約)も出てくる可能性があります。

また、食料自給問題、特に「コメ」に関する話題が今後の国内議論の焦点となる暗示も。農業・土地・資源・流通といった牡牛座的テーマは、月・天王星・金星が強調される今夏、政策判断の試金石となるでしょう。

特筆すべきは、国民民主党など「経済政策に明確なスタンスを持つ中道勢力」が一時的に注目を集めやすい構図。夏至チャートでは、蟹座の水星・木星、牡牛座の月・金星・天王星が強調され、生活実感に根ざした現実路線への共感が広がりやすい時です。

一方、国民の政治意識・投票姿勢に関しては、乙女座のアセンダントと12ハウス火星の配置が示すように、「情報は把握していても行動に移さない」「批判的だが距離をとる」といった慎重さが目立つかもしれません。

結果として、全体の投票率は大幅な上昇は見込みにくいものの、「生活不安」や「老後資金」「家族の安全」に直結する政策テーマに対しては、有権者の一部が鋭い選球眼を発揮する局面も見込まれます。

◆ 結論:秋分までの日本運気の流れ

  • 国民は経済に強い関心と不安を持ちつつも、安定した権威を求める傾向
  • 国家は「情に訴える」「内向きの絆で守る」姿勢を強めやすいが、世界はそれを監視・懐疑する構え
  • 政治は、情報・教育・文化(11H)領域で新たな価値観を試される時

この夏至以降、国家は情と理のバランスに試される3ヶ月を過ごすでしょう。そして、秋分にかけて、表面的な制度や人気ではなく、「国家の真価」と「国民の成熟度」が本格的に問われる時代へと、確実にシフトしていくのです。

◆ 魔麻の個人的な思いと政治風景へのまなざし

この夏至図を見ていて、どうしても感じるのは既存の枠組みがどこまで持ちこたえるのか、ということ。

たとえば、小泉進一郎氏――父譲りのカリスマを持ちながら、未だ政界では模索の段階にいるように感じる人物。蟹座の木星が示す「情による拡大」があるとすれば、それは彼のような「人気」と「違和感」を両方持つ人物をどこかで引き上げる時代かもしれない。

また、石破茂氏の再登板の可能性は限りなく低いと見ている。山羊座0度のハーフサムが象徴する構造の再設計は、もはや彼のような慎重な現実主義者の時代ではなく、「新たな構造を柔軟に創り出す」感性と、現場を動かす突破力が必要な時期に入っていると感じる。

一方、山尾志桜里氏が国民民主党を提訴というニュースには、政治という場所が「思想と立場」の差異を超えて持続可能な関係を築くことの難しさを突きつけられた思いがした。

さらに、萩生田光一氏と福田萌絵氏をめぐる騒動――政界とメディア、そして保守とジェンダー論争が交差するこの象徴的事件も、2025年夏至チャートが示す「感情の噴出」「社会構造のほころび」とシンクロしているように思えてならない。

こうした揺れや不協和音をどう乗り越えていくか。 わたしたち国民一人ひとりの「意識のリーダーシップ」が、むしろ政治家以上に問われているのではないか――そんな気がしているのです。

そして、最後に。 占星術を扱う立場にある者として、私は一部の思想に偏った断定的な発信には否定的です。星の動きは象徴であり、受け取る私たちの側がどこまで誠実に向き合えるかが問われているのだと思うのです。

 

 

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