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2025年7月6日、蟹座5度で迎える新月は、日本にとって単なる暦上の節目ではなく、国家そのものの原風景にアクセスするような重要なタイミングとなる。
この新月は、日本資源図における太陽(蠍座10度11分)と調和的なトラインを形成し、またトランジットのMCともトラインを結ぶ構造を持っている。さらにはトランジットの火星(♍4.34度)ともセクスタイル(60度)を取り、非常に構造的に支えられた再始動 再生産の象徴でもある。これらのアスペクトは、単なる個人の願望成就を超えて、集団としてのわたしたちがどう再構築されていくのかを指し示している。
まず注目すべきは、新月の起こる蟹座5度という度数のサビアンシンボル、列車がトンネルに入るである。この象徴は、ひとつの既存構造(自動車=個人や家庭)が、巨大な集団意思(列車=国家や社会)によって圧倒的に押し流されるイメージから一歩進み、今度はその集団的流れが見えない領域=潜在的構造へと進入していくという意味を持つ。すなわち、内面的な意図、国家の腹の中に入り込んでいくような象徴である。
この蟹座新月がもたらすものは、私の家庭や私の感情の安心の中に留まることではない。むしろ、国家的家族構造を見直す機運が高まり、特に参議院の再定義や、高齢者 母子世帯への福祉の組み直し、ひいては母性の構造化が国政レベルにおいても問われるだろう。蟹座が示す母とは、個人の母親という枠を超えた、母なる大地 母なる国家そのものの再生でもある。
一方、現在のプログレス太陽(P☀)は、♑山羊座29度48分。サビアンシンボルは秘密のビジネス会議であり、ここには裏舞台での決定や公にならない組織的力学が象徴されている。つまり、水面下で動く官僚制 利権構造 情報操作といったテーマが、同時進行で作用している可能性が高い。
これらを統合的に読むと、この新月は家庭的安心へ戻るのではなく、むしろ国家と個人の境界線を再構築する始点となる。特に注目されるのは、今後の参議院選挙に向けた政治構造の再整備、そして米をめぐる政策。ここでの米とは、物質的食糧としての米のみならず、米国との同盟、さらには食料安全保障という国家根幹に関わるテーマでもある。
火星が♍4.34度でセクスタイルを形成していることは、構造の中で働きかける個人や実務的行動が追い風となることを示している。つまりこの時期、実際に手を動かし、政策や組織の中に小さな母性を埋め込んでいくような動きが効果を持つのだ。
米政策においても、食料自給率の低下や農業従事者の高齢化など、従来からの課題がこの新月期に再浮上してくることになるだろう。蟹座新月は育てる力の再構築であると同時に、守り方の再選択を促すものである。つまり、単に補助金を配るという話ではなく、循環型農業や地域コミュニティと連携した共育モデルが模索されていくのだ。
精神的には、この新月は感情の境界線を引き直す象徴でもある。他者との共感と依存、支援と過干渉、そのバランスをどこに取るのか。家庭内でも、職場でも、国家という大枠の中でも、この問いはすべての場面に共通して投げかけられている。
そしてその答えは、ひとりひとりが日々の暮らしの中で決めていくしかない。2025年の蟹座新月は、私たちに問う。あなたは、何を守り、どう育て、どこまでを家族とみなしますかと。