中山美穂さんの相続税

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中山美穂さんがこの世を去ってから、早くも一年という月日が流れました。私たち世代にとって、彼女は間違いなく時代の象徴であり、手の届かない場所で輝き続けるスーパーアイドルでした。寡黙でどこかミステリアスな印象の強かった彼女ですが、没後に明かされる数々のエピソードからは、実は明るくて茶目っ気に溢れた素顔が浮かび上がり、そのギャップに改めて胸を打たれます。彼女の足跡を辿り直してみると、どうしても胸が締め付けられるのは、離婚時に最愛の息子さんの親権を元夫に託し、単身で帰国した決断です。それ以来、一度も再会が叶わなかったという事実は、同じ母親として想像するだけで涙が零れ落ちます。彼女はどれほど寂しい夜を幾度となく過ごしてきたのでしょうか。

今回、世間を賑わせたのは、彼女が遺した40億円という莫大な財産に対し、11億円もの相続税を現金で、しかも10ヶ月以内に納めなければならないという過酷な現実です。わずか20歳そこそこの青年が、急にそれほどの巨額を用意できるはずもありません。結果として相続放棄という道を選ばざるを得なかった事実は、あまりにも切ない結末です。日本の相続税の厳しさについては、私自身もかつて祖父母が亡くなった際、両親がひそひそと深刻そうに話し合っていた光景を思い出します。幸いにもその時は、亡くなった祖母が機転を利かせて息子たちには家を、娘たちには現金を残しており、父の代の相続問題は何事もなく解決しました。総資産が1億円に満たなかった、36年も前のささやかな話です。しかし、11億円という数字はそれとは次元が違います。

実は、私自身も相続への備えは進めています。前夫と共有名義になっている自宅のことです。離婚した当時は諸事情で処分が叶いませんでしたが、建物はすでに息子に登記を済ませ、土地については共有名義のままですが、団体信用生命保険にも加入しています。息子は妹たちの将来のこともよく理解してくれており、揉め事にならないよう、もう10年も前から家族で繰り返し対話を重ねてきました。私の場合は相続税も非課税の範疇で収まる規模ですが、それでもこれだけの準備が必要なのです。翻って美穂さんの件を考えると、お金を持っているということは、それだけでこれほどまでに大変な苦労を伴うのかと痛感せずにはいられません。

何より、たった一人の息子さんに、生前何もしてあげられなかったと感じていたであろう彼女は、母親としての贖罪と愛情をすべて仕事にぶつけ、必死で働いてきたはずです。現に、晩年の彼女は舞台やライブに精力的に動き、その生命力を振り絞るようにして活動していました。それほどまでに命をかけて積み上げた40年間の成果が、法律という冷たい壁によって阻まれ、息子さんの手に渡ることなく消えていく。この日本の税制は、あまりにも無情です。母親が命を削って得た収入を、残された子が10億円以上の現金で用意することなど、物理的に不可能です。

稼ぎのスケールこそ違えど、一人の母親としてこの状況は悲しくてなりません。お金があれば、寂しさをある程度埋めることも、将来の不安を払拭することもできたでしょう。母親が残してくれた莫大な財産を、自分を愛してくれた証として、そして彼女の誇りとして、生きる糧にしてほしかったと願わずにはいられません。再会すら叶わなかった母子の絆が、最期にこのような形で断ち切られてしまったことの虚しさは、言葉になりません。

お金を持つことが幸せのすべてではありませんが、子供に何かを残したいという親心は共通のものです。美穂さんが遺した40億円は、彼女がトップアイドルとして、そして一人の女性として戦い抜いた証そのものです。それが相続放棄という形で霧散していく現実は、日本の税制が抱える歪みを象徴しているようにも思えます。母としての誇り、そして息子への断ち切れぬ想い。それらが少しでも、数字ではない形で彼に届いていることを切に願います。私たちもまた、自分の器に応じた準備を怠らず、大切な人に何を手渡すべきかを真剣に考え続けなければならないのだと、彼女の遺した物語から教えられた気がします。

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