太宰治さんにとっての快楽

どもーパリポーおばさん占い師です。

太宰治さんのホロスコープを題材にしている占星術師がいますのでわたしのマニアックの星読みで考察したいと思います。

太宰治さんは、お父様が貴族院議員であり当時のステータスとしては、申し分ないのですが、やはりかなり精神的に不安定で、ご家族も大変な思いをされていたようです。
【左翼】としてシンパを匿ったりして警察よりマークされていたそうで、兄がお父様の地盤を継いでいたのですが、奔走されていたそうです。やっと、左翼活動から完全離脱したのが1932年。
ご家族の苦労がわかります。過激な身内がいると、世間の風当たりも強かった時代ですよね。

その中で、太宰さんホロスコープで月と海王星が合だから女性関係で荒れると書いてあったような・・・。単純過ぎて笑えました。

それよりも、太宰さんは、きっと12ハウスのマジョリティだったんではないでしょうか。

年譜に記載されていましたが、当時の男性としては身体も大きく大食いだったとか。そうすると、アセンダントを蟹座にすると、海王星がアセンダントに乗ります。(12ハウス寄りね)
太陽、月、水星、金星、海王星と冥王星が12ハウスに在室することになり、何度も女性を巻き込んだ心中事件も頷けます。12ハウスは秘匿の室ですから。一族の【陰】や【邪】を彼は漢字過ぎるというか・・・広い過ぎる資質だったのではないてしょうか。

9ハウスに火星があることから、小説家として精神性を重んじ実際に精力的に創作に取り組んでいたのでしょうね。
天王星が7ハウスにあることから、常に新しい【人】を介して関係に変化があったのもなるほどです。

月と金星が蟹座でOOBしていることから、女性心を擽る何かは存在したのでしょうね。

女性らしさというか、何故か放っておけない魅力があったのでしょう。+に出れば良いですが、-に出れば【依存】や【中毒】の危険性も増えます。
10ハウスに土星が在室。土星は、やはり若年期には、制圧や抑制などがあります。若い年代のころから、【死生観】に対して独特の思考であったのかもしれません。
心中した時の表示はN火星にSR土星が合です。火星と土星の合は、本当に理由もなく憂鬱になりやすいです。
何と言うか・・・ダメだしを喰らっているような(現在わたしがそうですから)
SR天王星はまだ8ハウスに在室。きっと彼は、奥さんに不満もなかったでしょうが、動かずにはいられなかった。天王星はアクセルとブレーキが全開になる惑星です。

【女性と共に迎える死】に彼は拘った。それは何か。

【死生観】が自分自身に膨張する資質だったのではないでしょうか。

何でもかんでも海王星を悪戯に煽りますが、それは、月と金星と海王星の合だからと言っていますが、その表示をもっている方はごまんといます。それだけが原因ではないのです。
海王星は夢や理想、ビジョンも示します。太宰さんは厭悪感の強い方で生き辛かったから、【女性との死】を何度も試み自分の人生を【非業】として扱いたかった欲求が強かったのではないかと推測します。

月と海王星の合(わたしもあるので気持ちはわかります)は自分の統括的欲求に対して【現実的感覚】を良しとしないところがあります。いつも夢みたいなことを考えたり、現実感覚に乏しいとか。要するに現実と妄想の世界の線引きが曖昧なのです。

まぁどちらにしても、月と海王星がなんやねん(笑)と思います。やはり細かく見ていく上でアスペクトだけで見ることや、ハウスでの概念がはっきりしないとただの感想になります。
歴史上での人物のホロスコープを読む時に正解も何もありません。やはり、年譜で確認していき、3重円を読むことは大切ですね。

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