法人向け西洋占星術顧問契約のご案内

経営判断に正解はありません。数字を揃え、市場を分析し、専門家の意見を聞いたうえでも、最後に決断を下すのは経営者ひとりです。その孤独な決断の場面で、時間の流れを読む物差しをひとつ持っておくことには大きな意味があります。

同じ施策でも、着手する時期によって結果が変わることは、経営の現場にいる方であれば一度は経験されているはずです。市場が動くとき、人が動くとき、資金が動くとき。それぞれには流れがあり、流れに乗れば進みやすく、逆らえば同じ労力でも成果が出にくくなります。数字や分析では説明しきれないこの差を、時間という軸で捉え直すための道具が、西洋占星術です。

西洋占星術とは

西洋占星術は、生まれた瞬間の天体の位置を記したチャートと、現在から未来へ進む天体の動きを照らし合わせ、物事が動きやすい時期と守りに入るべき時期を見極める技術です。古代から王侯や商人が国の運営や交易の時期を決める際に用いてきた歴史があり、迷信ではなく、時間を区切って判断するための道具として受け継がれてきました。

天体の動きは、数百年先まで正確に計算できます。計算できるからこそ、いつ何が起こるかを、事前に確認できます。太陽や月、惑星がいつどの位置にあるかは天文学の計算で決まっており、占星術はその確かな運行に、積み重ねられてきた解釈を重ねて読み解く技術です。気分や直感で語るものではなく、計算に基づいて期間を割り出し、そこに解釈を当てはめていきます。

歴史の中の占星術と経営

西洋占星術の起源は、古代メソポタミアでの天体観測にまで遡ります。夜空の動きと地上の出来事を結びつけて記録する営みが、やがてヘレニズム期のエジプトで体系化され、ペルシャやアラビアを経て、中世からルネサンスのヨーロッパに受け継がれました。

その間、占星術師は、王侯貴族の相談役として重んじられてきました。16世紀のイングランドでは、エリザベス1世の戴冠式の日取りを、ジョン・ディーという学者が選んだと伝えられています。国の大きな儀式の日を、天体の状態を見て決める。これは、現代の経営者が、新部署の発足日や契約の締結日を選ぶことと、本質的には同じ行為です。時間を読むことは、昔から意思決定の一部だったのです。経営者が時期を気にかけるのは、歴史の中で続いてきた、ごく自然な判断の作法です。

アメリカとフランスの占星術文化

占星術は、欧米では今も生活の中に根づいています。アメリカのピュー・リサーチ・センターが2024年秋に行った調査では、成人の27%が占星術を信じていると答え、年に1、2回以上ホロスコープを参照する人も28%にのぼりました。若い世代や女性ほど関心が高く、多くは娯楽として楽しむ層ですが、政財界の要人が個人的な助言を求めてきた歴史もあります。1980年代には、レーガン大統領夫人のナンシー・レーガンが占星術師に助言を求め、日程の調整にも参考にしていたことが、当時の大統領首席補佐官ドナルド・リーガンの回想録で明かされました。

フランスでも、16世紀の王妃カトリーヌ・ド・メディシスが占星術師を宮廷に迎えて以来、占星術は権力者の身近にありました。20世紀末には、占星術師のエリザベット・テシエが、1989年から大統領フランソワ・ミッテランに助言し、大統領が官邸のエリゼ宮で定期的に相談していたと伝えられています。新聞や雑誌のホロスコープは日常の読み物として定着し、占星術は文化の一部になっています。

占星術の科学的な裏付けについては、否定的な見方も多く、評価は一様ではありません。それでも、時間を読む知恵が、意思決定の場面で長く使われてきた事実は、経営の判断材料として活用する価値を示していると考えています。

鑑定の姿勢

わたしは古典占星術を基本とし、出生時間を起点とした厳密な計算に基づいて鑑定を行います。曖昧な励ましや根拠のない予言は扱いません。

鑑定でお伝えするのは、判断材料のひとつです。占星術の結論に従って経営を行うものではありません。数字、市場、専門家の意見という既存の材料に、時期という材料をひとつ加えることで、決断の根拠が厚くなります。最終的に決めるのは、これまでと変わらず経営者ご自身です。

古典占星術を基本とする理由

占星術には、古典占星術とモダン占星術があります。モダン占星術は、心理的な傾向や内面の成長を読み解くことを得意とします。一方、古典占星術は、天体の強さと弱さを測り、出来事が起こる時期や、物事の成否を具体的に判断することを得意とします。

経営の判断に必要なのは、後者です。いつ動くべきか、どの期間を避けるべきかという問いには、具体的な期間と根拠が求められます。わたしが古典占星術を基本とするのは、気持ちの整理ではなく、判断の材料を提供するためです。経営者ご自身の資質や心理の理解にはモダンの視点も取り入れ、時期の判断は古典の技法で行います。

鑑定には、経営者ご本人の生年月日、出生時間、出生地が必要です。出生時間は、チャートを正確に作るための起点になります。母子手帳や出生証明書などで確認できます。

具体的な期間として示せること

事業を広げるべき時期、人材を動かすべき時期、契約や移転に適した時期、資金繰りに慎重であるべき時期を、天体の動きから具体的な期間として示します。

事業を広げる時期は、新規出店や新商品の投入、取引先の拡大といった、攻めの判断を行う際の大切な目安になります。人材を動かす時期は、採用、異動、昇格、組織の再編など、人に関わる判断の、大切な目安です。契約や移転に適した時期は、重要な契約の締結日や、事務所、店舗の移転日を選ぶ際に役立ちます。資金繰りに慎重であるべき時期は、大きな支出や借入、投資を控えて、足場を固める期間の目安になります。

攻めるべき時期と守るべき時期を事前に知っておくことは、同じ努力でも成果を大きくし、損失を小さくすることに繋がります。

お伝えする期間は、たとえば次のような形です。春は事業を広げやすい期間、夏の前半は人の動きに注意が必要な期間、秋は資金面を引き締めたい期間、といった具合に、時期ごとの強弱を日付で区切って示します。あくまで書き方の一例ですが、いつからいつまでが攻めの期間で、どこからが守りの期間かが分かれば、事業計画に強弱をつけやすくなります。

業種ごとの活用例

業種によって、時期を知りたい場面は変わります。

小売や飲食では、出店や改装、新メニューの投入といった節目の日取りです。繁忙期の前に人員を厚くするか、資金を寝かせるかという判断にも、時期の読みを重ねられます。製造業では、設備投資や新規取引先との契約のタイミングです。

サービス業やIT関連では、新しいサービスの公開日や、募集を始める時期です。不動産や建設では、契約日や着工日、引き渡し日など、日取りそのものが重い意味を持つ場面が多くあります。医療、介護、教育など、人に関わる業種では、採用や異動の時期に加え、スタッフの負担が重なりやすい時期を事前に知ることが、離職を防ぐ備えになります。どの業種でも、決断の内容そのものは経営者が決め、その実行日と準備期間を、時期の読みで整えていきます。

経営者ご自身を知る

経営者ご自身の資質や判断の癖、無理を重ねやすい場面を、チャートから読み取ります。自分を知り、余計な消耗を減らすことができます。

決断力が強い方ほど、疲れていても動き続け、限界に気づくのが遅れがちです。慎重な方は、好機を前に決断を先送りしやすくなります。反対に、準備を尽くして動くため、大きな失敗は少なくなります。どちらも欠点ではなく、資質の裏表です。自分の癖を事前に知っていれば、無理を重ねやすい時期に予定を詰め込まない、決断を急ぎたくなる場面で一晩置くといった調整ができます。経営者が安定していることは、組織の安定に直結します。

サインの性質にも、基本の傾向があります。火のサインは、決断が早く、行動で周囲を引っ張る経営者になりやすい反面、勢いのまま動いて足元を見落とすことがあります。地のサインは、現実的に堅実に事業を育てる一方、変化への対応が遅れやすくなります。風のサインは、情報や人脈を活かして調整に長け、判断が分散しやすい面があります。水のサインは、人の気持ちを読み取る力に優れ、社員との信頼関係を築きやすい反面、感情の消耗を抱え込みやすくなります。

これはあくまで基本の傾向で、実際のチャートでは、天体の強さやハウスなど、複数の要素を総合して読みます。

経営者が相談しにくい悩み

経営者の悩みには、社内にも社外にも相談しにくいものがあります。後継者をどうするか、古くからいる幹部の処遇、資金繰りの不安、会社と家庭の両立。どれも、話す相手を選びますし、話した内容が広がることを恐れて、ひとりで抱え込みがちです。チャートという共通の材料を挟んで話すと、感情から少し距離を置いて整理できます。

占星術の実用

占星術は未来を変える魔法ではありません。ですが、起こりうる困難を事前に知り、備えておくことで、大きな損失を小さな損失に留めることはできます。大難を小難に変える、それがわたしの考える占星術の実用です。

雨が降ると分かっていれば傘を用意し、台風が来ると分かっていれば、事前に窓を補強します。経営でも同じです。困難な時期があると分かっていれば、その前に資金を厚くし、人員体制を見直し、大きな勝負を避けることができます。

慎重な時期を示されたときの動き方

鑑定で慎重であるべき時期をお伝えしたとき、その期間は何もしてはいけないという意味ではありません。避けられない事業であれば、規模を小さくする、段階を分ける、事前に資金や人員に余裕を持たせるといった形で、備えながら進めます。

また、慎重な時期に予定していた判断を、時期の良い期間にずらせるなら、ずらす選択もあります。大切なのは、困難な時期を知らずに大きな賭けに出ないことです。その選択肢が経営者の手元にあること自体が、大きな安心に繋がります。

法人契約の内容

法人契約では、経営者ご本人の鑑定に加え、年間を通じた時期の確認や、重要な決断を控えた際の個別相談に継続して対応いたします。社外に利害関係を持たない相談相手を置くことは、組織の内側からは得られない冷静な視点を手に入れることでもあります。

社内の人間には、立場や人間関係があり、言いにくいことがあります。社外の専門家であれば、利害を気にせず、時期の判断を率直にお伝えします。耳の痛い内容であっても、根拠とともにお伝えするのが、顧問としての役割です。年間を通じた確認では、先々の時期の流れを事前にお伝えし、重要な局面が近づくたびに、個別にご相談いただけます。

ご相談いただける範囲

ご相談は、事業の判断に限りません。経営者ご自身の健康管理や、家族との問題など、経営を支える足元のことも対象です。体調を崩しやすい時期や、無理を重ねやすい時期を事前に知れば、予定の組み方や休息の取り方を調整できます。家族との問題も、経営者の判断や集中力に影響しますので、時期の流れと資質の両面から整理します。診断や治療にあたる判断は、医師などの専門家にお任せいただきます。

社員の方へのヒアリングも可能です。ご本人の同意を得たうえで、個別に事情を伺い、チャートの読みに、日々の仕事の実態を重ねます。社員の方へのヒアリングには、別途料金が発生します。

守秘義務と著名なクライアント

守秘義務がありますので、お名前や具体的なご相談の内容は一切明かせませんが、著名人のクライアントも多数いらっしゃいます。立場のある方ほど、相談したという事実そのものが外に出ないことを、強く重視されます。ご相談の内容やお預かりした情報は、守秘義務のもとで厳重に扱います。

他の専門家との違い

税理士や弁護士、経営コンサルタントには、それぞれの専門分野があります。数字は税理士、法務は弁護士、事業の戦略はコンサルタントです。占星術は、これらの専門家に取って代わるものではありません。専門家の意見を聞いたうえで、いつ実行するかという時期の判断を補う役割です。

専門家の助言は、現在の状況をもとに、何をするかを示します。占星術は、時間の流れから、いつするかを示します。何をするかと、いつするかの両方が揃って、判断が完成します。

一年の使い方の例

年間契約ですので、経営の一年の流れに、時期の読みを重ねて使えます。事業計画を立てる時期には、一年の中で攻める期間と守る期間を確認し、計画の強弱に反映できます。

採用や異動を行う時期には、人が動きやすい期間を目安にできます。経営には必ず判断の山場があります。その前に個別にご相談いただくことで、準備の段階から時期を意識した動き方ができます。

経営指針として吉日を選定する

占星術は、物事を始める最善の日時を選ぶ技術として、古くから使われてきました。選時と呼ばれる技法で、始める瞬間の天体の状態を整えることで、その後の展開を良い方向へ導くことを目指します。経営指針として、次のような場面で日時を選定できます。

新部署の立ち上げでは、発足日を選びます。部署はその日から時間を刻み始める組織ですから、始まりの日の状態が、その後の動き方に影響します。社員旅行では、場所と期間を選びます。全員が揃う貴重な機会に、天体の状態が穏やかな日程を選ぶことで、参加者が安心して過ごせる旅にできます。

契約の締結日、事務所や店舗の移転日、新規事業の開始日なども同じです。大きな節目の日取りに、根拠を持たせられます。節目の日をきちんと選ぶことが、その後の足取りを軽くします。

社員の適性判断も、チャートから読み取れます。詳しくは、次の項でご説明します。

日時選定の仕組み

選時では、候補となる日時ごとにチャートを作り、その瞬間の天体の状態を比べます。月の状態や凶星の影響を避け、目的に関わる天体が整っている日時を探します。結婚式や起業の日取りのように、始まりが明確な出来事ほど、その始まりの瞬間のチャートが、その後の展開を映すと考えられてきました。

経営でも、始まりの瞬間が明確な事柄は多くあります。契約書に署名する日、登記を行う日、店を開ける日、部署が動き出す日。これらは、その日がそのまま始まりの日として記録されます。始まりの瞬間を選べるという点が、選時の価値です。

日時の選定を依頼する際のポイント

日時の選定を依頼する際は、候補日をいくつか挙げていただくと、選びやすくなります。実際の日程には、取引先の都合や社員の予定など、動かせない条件が重なります。その条件の中で、最も状態の良い日を探すのが、選時の実際です。条件を共有いただいたうえで、その範囲で最善の日を選びます。余裕を持ってご相談いただくほど、選べる幅は広がります。

社員の適性と成長の時期

社員一人ひとりのチャートからは、得意な仕事の進め方や、疲れやすい環境、力を発揮しやすい役割を読み取れます。人と話すことで力が出る人、一人で集中して成果を出す人、新しいことに挑む人、既存のものを守り育てる人。同じ職場でも、合う役割は人によって違います。

また、チャートからは、その人が伸びやすい時期と、立ち止まりやすい時期も分かります。異動や昇格、新しい役割を任せる時期を、本人の伸びやすい時期に重ねられれば、本人の負担を抑え、組織としての成果も出しやすくなります。反対に、本人が立ち止まりやすい時期には、無理に新しい負荷をかけず、支える側に回るといった配慮もできます。

社員の出生情報は個人情報にあたりますので、ご本人の同意を得た範囲でお預かりします。

判断の根拠を記録に残す

時期を選んで行った判断は、日付と根拠を記録に残せます。いつ、何を、なぜその日に決めたのか。後から振り返れば、その判断がどう働いたかを検証できます。結果が良かった場合は、再現できる材料になり、思わしくなかった場合は、次の判断を改善する手がかりになります。

経営の判断は、結果だけを見ると、運が良かったのか、読みが正しかったのかが分かりにくくなります。時期という材料を記録しておけば、判断の質を、少しずつ高めていけます。

占星術を信じていない経営者の方へ

占星術を信じているかどうかは、利用の条件ではありません。占星術は、科学的に結果を保証するものではなく、判断のための補助線のひとつです。数字や市場の分析に、時期という視点を加え、決断の前に立ち止まる機会を作る道具として活用いただけます。

信じるかどうかよりも、判断を下す前に、別の角度から状況を眺めるという行為そのものに価値があります。経営者が一人で抱え込んでいる迷いを言葉にし、時期の観点から整理することで、決断の根拠がはっきりします。

占星術でできないこと

占星術は、結果を保証するものではありません。事業の成功や、取引の成立をお約束することはできません。また、法務や税務、医療のように、専門資格が必要な判断を代わりに行うものでもありません。

できるのは、時間の流れを読み、動きやすい時期と慎重であるべき時期を、根拠とともにお伝えすることです。できないことをはっきり区切っておくことが、誠実な鑑定の前提だとわたしは考えています。

また、会社員20年、自営業17年を経験しています。ですので、一般的な【占い師】ではありません。また、営業の基本、財務も携わってきました。ですので、スピリチュアルという概念ではありません。

費用面のメリット

法人契約の費用は、支払手数料として経費計上できます。年間契約のため、年間の費用が最初に確定し、予算を組みやすくなります。税務上の取り扱いは、顧問税理士などにご確認ください。

費用対効果は、避けられた損失で測れます。大きな投資の時期を誤った場合の損失、人材の登用を誤ったことによる離職、契約のやり直しにかかる時間と費用。こうした損失がひとつでも避けられれば、年間の費用は十分に意味を持ちます。時期を読む費用は、保険に近い性質のものといえます。

社員の意欲を高める

新部署の立ち上げや社員旅行の日取りに、根拠のある説明があると、社員の受け止め方が変わります。社内の節目が、きちんと選ばれた日だと伝わることは、組織への信頼に繋がります。

また、自分の資質を読み取ってもらう体験は、社員にとって、会社が一人ひとりを見ているという実感になります。得意なこと、気をつけたいことを言葉にしてもらえることで、自分の役割に納得して取り組めるようになります。社員の意欲を高める材料として、占星術を活用していただけます。

年間契約のみとしている理由

法人契約を年間契約のみとしているのは、時期の読みが、一年を通して見て初めて意味を持つからです。天体の動きは、時間をかけて展開します。一度だけの確認では、前後の流れが見えません。年間を通じてお付き合いすることで、ひとつの時期の判断を、前後の流れの中で確認できます。

また、経営の判断は一年を通じて続きます。決断を迫られる局面は、予定していない時に訪れるものです。年間契約であれば、そのときにすぐ相談できる関係が、すでに整っています。経営者の資質や会社の状況を既に把握している相手だからこそ、短い相談でも、的確な時期の判断をお伝えできます。

料金プラン

法人契約は、年間契約のみです。社員数に応じて、2つのプランをご用意しています。

Aプラン 社員50名以上100名以内 年間96万円(月額8万円)

Bプラン 社員50名未満 年間50万円(月額41,666円)

月額は、年間料金を12か月で割った金額です。1年を通じた時期の確認と個別相談を、継続してご利用いただけます。社員の方へのヒアリングは、上記の料金とは別に費用が発生します。

判断の精度を一段引き上げるための選択肢として、西洋占星術を経営の傍らに置いていただければ幸いです。

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