進行法で読む「変容の波」──タラッサ魔麻流・運命の攻略術

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インスタライブ決定https://www.instagram.com/otsunespiritual/?hl=ja~おつねさんのアカウントより7/2(水)21時より~

人生の本質は「変化」にある。占星術の現場で数えきれないチャートを前にしてきた私は、運命とは決して静止した設計図ではなく、絶えず変容し続ける「生きた流れ」そのものだと確信している。
セカンダリーディレクション、いわゆる「進行法」は、その流れの見えざる波を的確に捉えるための羅針盤である。単なる未来予測ではなく、「人生のどこで本当に自分自身が生まれ変わるのか」「どこで運命の選択肢が増え、どこで削がれていくのか」を事実として見抜く、現場の叡智だ。

【進行法が映す「変容の波」と分岐点】

多くの人は「人生の転機」と聞くと、転職や結婚、離婚や死別といったドラマチックな出来事を思い浮かべるだろう。しかし、進行法の真骨頂は「内側の変化」、つまり心の中の静かな潮目を見逃さないことにある。
たとえば進行太陽がサインを変える瞬間、それまでの自己イメージや目標が静かに塗り替わる。その影響は、数年後に現実の転職や離婚、あるいは新たなパートナーとの出会いとして立ち上がってくる。
進行月がハウスを移動すると、生活環境や人間関係、心理テーマががらりと変わる。これは本人しか分からない「内なる目覚め」だが、半年から1年も経てば、必ず外的現象として顕在化してくる。

【進行法を使いこなす3つの鉄則】

現場で進行法を本当に活かすためには、次の3つの鉄則を徹底する必要がある。

1.過去の出来事と進行図を徹底的に照合
離婚や転職、出産、病気──その時期の進行太陽・進行月のサインやハウス移動、主要アスペクト成立を一つ一つ検証する。すると、内的変化と外的出来事が必ずどこかで「一致」していることが分かる。ここで偶然ではない人生のリズムを体感できる。

2.未来の分岐点を「心の波」として予測
進行太陽・進行月がサインやハウスを移動する直前・直後には、必ず価値観や目的意識に揺らぎが生じる。「やる気が出ない」「突然モチベーションが湧く」「なぜか人間関係が急変した」……これらは進行法が告げる変容の波だ。自分の進行図を定期的に確認し、今どんなテーマが成熟しつつあるか把握することが、人生の「波乗り」をうまくするコツになる。

3.善き部分も悪い部分も「現実」として認める
進行太陽と土星のスクエアで健康問題が顕在化した例、進行金星と冥王星のオポジションで愛情や金銭の断捨離が現実化した例──善きアスペクトが続く時期は追い風を活かし、ハードアスペクトの時期は課題や危機を直視する。どちらも「成長」のために必ず必要な通過儀礼だ。

【事例:人生を分ける静かな転機】

占星術の現場で何度も目撃してきたのは、「本人が自覚しないまま大きな転機をくぐり抜けている」という現象だ。たとえば、進行月が7ハウスから8ハウスに移る時、ただの生活の変化やパートナーの出現・別れだけでなく、「深い心理的再生」が静かに起こる。
進行金星が水のサインに入った時、合理性に偏っていた価値観が、急に共感や癒やしを求めるようになり、古い友人関係が一新される。

また、進行太陽とネイタル土星のハードアスペクトが成立した時期は、ほぼ例外なく「健康」「生活基盤」の試練が訪れる。その試練を乗り越えた先でしか見えない景色がある。
逆に、こうしたアスペクトが一生成立しない人もいる。人生のテーマや課題は個々のチャートで全く異なるため、進行法こそが「自分固有の運命」を最も正確に映し出す技法なのだ。

【ソーラーアークやトランジットとの違い】

進行法だけでなく、ソーラーアークやトランジット(経過法)も現場では併用する。
トランジットが「現実の外的変化」なら、セカンダリー(進行法)は「内面の成長・価値観の書き換え」、ソーラーアークは「象徴的な分岐点や出来事のサイン」を読む技法である。
これらを複合的に照合することで、「現実と象徴」「外の波と内の波」の両方から転機を見抜き、最良の助言ができる。

【応用:キャリア・家族・死別・再生まで】

進行法は個人の心や体調の波だけでなく、仕事・キャリアの転機、家族の死別や再生、結婚・離婚の節目まで、すべての人生ドラマを網羅的に読める。
進行太陽や火星がMCや10ハウスを通過するタイミングで昇進や起業、進行金星のハウス移動や主要アスペクトで恋愛や別離、進行月が4ハウスや8ハウスで家族の看取りや新たな出会い、そうした現場的“符号”の積み重ねが、占星術をただの「運勢予測」から「実践的な人生攻略ツール」へと昇華させる。

【進行法は運命に主体的に関わる技法】

セカンダリーディレクションは、偶然を怖れるための道具ではない。
むしろ、どんな波も必ず訪れるものとして受け入れ、「今この瞬間に何が起きているか」を現実と照合し続ける。それが主体的な人生のコツとなる。

AIやアプリがどんなに進化しても、「象徴と現実の交差点」を現場で丹念に検証し続ける人間の感性こそが、進行法の本質だと、私は信じている。


セカンダリーディレクションは、単なる未来予測でもなければ当てものでもない。
それは「人生の波」を主体的に乗りこなすための叡智だ。
心の中の静かな分岐点、善き部分と悪い部分──どちらも人生の一部として捉え、現実を生き抜くための現場感覚を持つこと。
それが、現代を生きるすべての人への、タラッサ魔麻流・進行法の提案である。

 

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