池袋ポケモンセンター殺傷事件・蟹座の上弦の月が照らした感情の暴走と防犯の鉄則

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2026年3月26日、19時15分頃。多くの人々で賑わう池袋のポケモンセンター付近で、あまりにも凄惨な事件が起きました。21歳の若い女性が命を落とし、加害者である26歳の男性も自ら死を選んだという報に接し、言葉にならない憤りと悲しみが込み上げてきます。交際の果ての執着、接近禁止命令まで出されていたという背景を知るにつれ、救えるはずの命がなぜ失われなければならなかったのか、その不条理に胸が締め付けられます。

昨日のこの瞬間のチャートをホロスコープで確認すると、そこには感情の沸点が極限まで高まる空気が克明に刻まれていました。月は蟹座にあり、朝方には上弦の月を迎えていたタイミングです。上弦の月、つまり90度のアスペクトは、満月という完成に向かってエネルギーが激しく衝突し、外側へと噴出していく非常にエネルギッシュなフェイズです。太陽は牡羊座でエグザルテーション(高揚)という、自我の輝きが最大限に反映される位置にあり、対する月は自らのホームグラウンドである蟹座に位置していました。月がセクト(夜のチャートの主役)を得て、エッセンシャル・ディグニティを保持している状態は、占星術的な視点で見れば、一見して非常に良い状態、つまり心の動きが如実に、かつ力強く表に出る時であったと言えます。

しかし、その内実を細かく精査すれば、危ういバランスの上に成り立っていたことが分かります。知性を司る水星は魚座にあり、境界線を失って混濁し、愛と調和の金星はデトリメント(障害)で本来の良さを発揮できず、規律の土星はフォール(下降)という品位の低さに甘んじていました。チャート全体の舵取り役であるASCルーラーは金星、そして到達点を示すMCルーラーは蟹座の月です。特筆すべきは火星の配置です。オリエンタル(太陽より先に昇る)でトリプルシティを得ている火星が、恋愛や自己表現を司る5ハウスに位置していました。

もしこのエネルギーが健全な恋愛として表現されていれば、情熱的な恋の象徴となったでしょう。しかし、デトリメントの金星やフォールの土星、そして水象サインが強調されたこの瞬間の力学は、二人にとって全く別の恐ろしいトリガーとして機能してしまいました。水象サインが目立つ時は、感情が理性を凌駕し、一度溢れ出した情念は誰にも止められなくなります。接近禁止命令という社会的な「土星の壁」すら、この過剰に膨れ上がった感情のうねりの前では無力化されてしまったのです。

ここで私たちが考えなければならないのは、どれほど個人の星の配置が良かろうと、あるいは瞬間のチャートが強かろうと、人間はその時代の社会全体のうねりにダイレクトに影響されてしまうという現実です。特に若い年代は、社会の不安定さや歪みを敏感に察知し、それが極端な行動として反映されやすい傾向にあります。自分を律するべき土星が弱まり、衝動の火星と過剰な感情の月が結びついたとき、執着は殺意へと変貌を遂げます。男性は時に、歪んだプライドや制御できない性欲のために、自分より弱い立場にある女性を恨み、攻撃の対象に定めてしまいます。

わたしは、日頃から子どもや若い世代と積極的に対話するように努めています。不自然な時間に一人でいる小学生を見かければ声をかけ、電車で無防備に眠り込んでいる若い女性がいれば、本当に時々ではありますが、その無防備さが招く危険について注意を促すこともあります。もちろん、自分の娘たちには防犯意識を徹底させるため、耳に胼胝ができるほど厳しく伝えています。それでいいのです。わたしたち女性は、どんなに時代が変わっても、自分自身の身を守るための警戒を怠ってはなりません。

今回の事件は、個人の問題を超えて、現代社会が抱える闇を浮き彫りにしました。21歳の女性が歩むはずだった未来が、26歳の男性の身勝手な絶望によって断ち切られた事実は変わりません。星が示す感情の高まりを、私たちは「ただの運勢」として見過ごすのではなく、現実に起こり得る危機を回避するための指標として活用しなければなりません。占星術は、こうした悲劇を繰り返さないための、防犯ツールとしての側面も持っているのです。

感情に溺れ、自他を破滅させる火星の暴走を許さない社会。そして、女性が自分の命を自分で守るための知恵と胆力を養うこと。池袋で失われた若い命を悼むとともに、私たちはこの凄惨な事象から目を逸らさず、自らの足元を見つめ直す必要があります。若さゆえの過ちという言葉では片付けられない、星の重力と社会の歪みが交差した瞬間の記録。それを翻訳し、伝えることが、今を生きるわたしたち大人の責務であると強く確信しています。

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