【血でなく理性】南丹市の事件

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南丹市で起きた男児行方不明の事件は、養父による遺体遺棄と殺人の自供というあまりにも悲劇的な展開を4/15に迎えました。テレビを点ければ流れてくるこの報道に、私の心は深く沈み、言葉にならない日々を過ごしました。同じ年頃の子どもを持つ親である私たちにとって、これほどまでに胸を抉られる報道はありません。SNSでは再婚という言葉がキーワードになり、母親は恋をしてはいけないのかという論争にまで発展しています。

そもそも持論ではありますが、子が小さい時は、どうしても我慢を強いられる割合は女性の方が多いものです。それは性別の違い、あるいは古来より女性が子を育み、男性が外敵と戦うというDNAが刻まれている以上、ある程度は仕方のない側面もあります。しかし、現在は当時とは違います。安易に離婚を選択し、血の繋がりを持たない家族が増加しているのは時代の流れであり、止めることはできないでしょう。けれど、一つ考えて欲しいのです。一番の問題は、役割を放棄した実の親たちにあります。そして、この時代において必要以上の我慢を強いることもまた問題ですが、それには明確な条件が伴います。

離婚において不可欠なのは、女性の経済的自立と男性の責任です。これはもはや個人の問題ではなく、社会全体で考えていかなければならない時代となりました。経済力のない女性が安易に離婚を考えるべきではないと感じるのは、生活の困窮が子どもを危険に晒す引き金になりかねないからです。もちろん、暴力に訴えるような男性は論外ですが。そして、新しいパートナーと子どもの相性は、何よりも優先されるべき事項です。子どもはいつの時代も弱く、保護を必要とする存在です。もし相性が悪ければ、子が小さければ小さいほど、その環境は絶望的なものになります。そんな時は、情熱よりも冷静さを優先し、相手と距離を置くべきなのです。

私自身の幼少期を振り返れば、19歳の時に父が再婚をしました。相手の女性は非常にできた人で、私の弟家族と20年近く同居し、自らの意思で子を産まない選択をして私たちを支えてくれました。感謝しかありません。また、わたしが結婚した後に積み立てをしてくれていまして。通帳に刻まれた金額き当時の継母の心情そのもので、3万円の時もあれば数カ月、預入がない時もありました。一方、母は4度の離婚を経験しましたが、私はどの義父たちにも可愛がっていただきました。性的虐待など想像もできないほど、普通に、そして穏やかに暮らせたのは、親戚一同や周囲の大人が私たち姉弟をケアし、庇い、優先して尚且つ父親の経済力で困窮を経験させなかったからでしょう。もちろん、子どもなりに気は遣いましたが、私の周りの大人は皆、子どもを大切にする人ばかりでした。

月日は流れ、今度は私が女の子の継母になります。当初は「絶対に幸せにする」と意気込みましたが、現実は甘くありませんでした。実子の反抗期はひどく動揺しました。思春期であった息子に他人の子どもを優先して自分の子どもを放置するのか。や母にさえ、あんたはひどいとののしられたこともありました。しかし、幼い子どもを優先するという理由だけで貫き通しました。ですので、末娘が生まれた時も同じで血の繫がりではなく幼い命を守るという理由を理解してもらえたのです。ですが夫との不和、世間の冷たい目。何度も逃げ出したいと思いました。実母が育児を放棄して遊び歩いていると聞き、憤りで震えたこともあります。娘を嫌いになったことも、感情に任せて酷い言葉をぶつけたこともあります。けれど、養子縁組をして覚悟を決めるまで10年。今では娘は、妹思いの優しい姉に、そして母思いの立派な娘に育ってくれました。

こうなれたのは、私が「無理に愛そうとする」のを辞めたからです。愛という不確かな感情ではなく、責任という理性的な選択をした。そう決めた途端、不思議なことに勝手に愛情が湧いてきました。産道を通っていなくても、18年共に暮らし、毎日弁当を作り続け、体調を気遣う日々を重ねれば、血の繋がりなど関係なく、彼女は私の大事な娘なのです。

南丹市の事件の真相はまだ分かりません。昨年12月に始まったばかりの新しい関係の中で、同性同士の難しさもあったのかもしれません。けれど、殺めるなどという選択は、どんな理由があろうとも言語道断です。最近のシングルマザーの子連れ再婚、それに伴う継父による虐待は深刻な社会問題となっています。16年前、私の夫も娘のことで悩み抜き、実母に預けようとしたことがありました。しかし、実母の当時の生活状況を見て、彼は娘を託さない決断をしました。その選択は正解でした。来年成人式を迎える娘の健やかな成長が、それを証明しています。

芸能界を見渡せば、立派に継子を育て上げた先達もいます。私の周りの継父たちも皆、誠実です。一方で継母は世間の厳しい目に晒されがちですが、それでいいのです。子どもはいつの時代も一番大切な存在であり、大人の都合や気持ちを汲む必要などありません。親に怒られ、自分のことは自分でやる。そんな当たり前の日常を過ごせるだけで十分なのです。どうか、すべての子どもたちが安心で安全な世の中で、ただ子どもらしくいられるように。私はただ、そう祈らずにはいられません。

 

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