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医療占星術の研鑽と現代占星術への警鐘
占星術の歴史を紐解けば、それは常に医療と密接に関わってきました。かつて占星術を嗜むことは、個人の身体的特徴や疾病の傾向を把握し、健康を維持するための必須の教養であったのです。わたしは先日、現役の医師である三井克也氏より、メールを通じて医療占星術を深く学びました。初級100通という膨大なノックを体験する中で、チャート分析の起点となるASC(アセンダント)と、その支配星であるルーラーを最初から丁寧に学ぶことの重要性を、身をもって実感しました。
しかしながら、現在の占星術界隈、特にSNS上の動向を眺めると、モダン占星術が本来の道から大きく外れた方向へ進んでいることに強い危惧を抱かざるを得ません。星座の象徴のみで物事を判断し、安易に心理描写や、根拠の乏しい脳科学という言葉と結びつける手法、あるいは、起業を目的としたビジネスコンサルティングへの転用。これらは学問としての基礎を欠いたものが多く、その多くが驚くほど高額な料金設定となっています。
翻って、三井先生の指導は驚くほど良心的であり、多大な手間暇をかけていただいても一ヶ月の費用は非常に安心できる価格でした。現役の医師ですら、このように真摯な姿勢で知識を伝えている一方で、脳科学や心理学を謳う自称占星術師たちの実態はどうでしょうか。民間のお金を払えば取得できる認定資格に縋る者、脳科学の基礎すら知らない者、コンサルの基本も理解していない人達。真剣に学びたい人々からすれば、こうした現状は極めて嘆かわしいと言わざるを得ません。
菊池風磨さんの休養とASC牡牛座の身体性
さて、本題に入ります。先日、timeleszの菊池風磨さんが喉の不調を理由に数週間の休養に入ることが発表されました。31歳という若さで、多忙なスケジュールの中で休むという決断を下すには、相応の勇気が必要であったはずです。しかし、占星術的な観点、そして予防医学の視点から見れば、今回の判断は極めて妥当であり、賢明な選択であると断言できます。
菊池さんのホロスコープにおいて、ASCは牡牛座に位置しています。ASCは単なる運勢の指標や性格の傾向を示すものではなく、その人物が持ち合わせる物理的な肉体、すなわち体質そのものを象徴します。そして、牡牛座が身体において担当する部位は、喉、声帯、食道です。ASCが牡牛座である以上、喉は最も注意を払うべき脆弱な部位であり、不調が現れやすい急所でもあります。体質を示すASCが喉に関連していることは、そこに出る症状が肉体全体のバランスの乱れを知らせる重要なサインであることを意味しています。
6ハウス天秤座と循環の停滞が招く不調
健康や労働の状態を示す6ハウスに着目します。菊池さんの場合、この6ハウスは天秤座が位置しています。占星術において6ハウスは古来、奴隷の部屋と定義されていました。これは、過酷な環境下で生きる者が生命を維持するために、何よりも健康でなければならなかったことに由来します。労働に従事する者にとって、不健全は即ち死を意味するものでした。現代社会においても、このハウスは単なる病状ではなく、日々の業務を遂行し、社会生活を維持するための健康法やルーティンを指し示しています。
菊池さんの6ハウス天秤座は、そのルーラーである金星が10ハウスコネクションです。天秤座が本質的に象徴するのは、均衡と循環です。身体機能における循環が正常に作動し、滞りなくエネルギーが巡ることが健康の条件となります。しかし、この循環が何らかの理由で怠れば、身体の最も弱い部分に歪みが顕現します。菊池さんの事例では、この循環の停滞が、ASCの担当部位である喉の不調として現れたと読み解けます。
10ハウスへの接続と11ハウス太陽による過負荷
さらに、6ハウスのルーラーが10ハウスに飛んでいることは、不調の根本的な原因が仕事(キャリア)に強く直結していることを示しています。社会的な責任を果たし、期待に応えようとする活動が、知らず知らずのうちに自己のキャパシティを越えていた可能性があります。
また、菊池さんの太陽は11ハウスに位置しています。11ハウスの太陽は、グループや社会的なネットワーク、将来のビジョンに対して強い意志を持って取り組む姿勢を象徴しますが、同時に、全体の成功や理想の追求のために、自分自身を追い込み、頑張り過ぎてしまう傾向を内包しています。11ハウス太陽が示す理想への邁進と、10ハウスの社会的役割が連動した結果、肉体的な限界を無視した過負荷が蓄積されたことは明白です。
仕事に対する強い責任感と、理想を追い求めるエネルギーが、皮肉にも身体の循環を滞らせ、もっとも脆弱な喉という部位に限界をもたらしたのです。占星術において太陽や月、そしてASCやMCといったアングルは、個人のアイデンティティを形成する最重要の点です。これらを無視し、安易な心理的解釈や、身体性を無視したモダンな論説に終始することは、勉強不足を露呈していると言わざるを得ません。
結論としての予防医学的選択
ASCは運命の導き手であると同時に、私たちの肉体が発するメッセージの翻訳機でもあります。心理系や過度なモダン論者がASCを軽視する傾向は、土台となる身体を無視した危うい姿勢です。タラッサまあさとして、私は常にこの身体的な指標を重視します。
今回の菊池風磨さんの休養は、ご自身の体質的な警告を正確に受け止め、最悪の事態(不健全=活動の停止)を回避するための、予防医学的に見て最善の行動でした。循環を整え、滞りを解消するための休息は、11ハウス太陽が目指す長期的な理想を実現するために、今この瞬間に不可欠なプロセスです。
真に占星術を学ぶということは、こうした身体の声を聞き、論理的に自己を管理する術を身につけることに他なりません。表面的な言葉の装飾に惑わされることなく、ASC、MC、太陽、月という、人生の根幹を成す要素を大切に扱うべきなのです。


